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前回のつづき・・・アロマテラピーって何?

前回のつづきです(先月の新月にメルマガで書いた文章に、最後から2行目の1文を加筆したものです)。

アロマテラピーとは「植物の香りを用いた自然療法」と書きましたが、もう少し詳しく書くと「植物の香りを用いて、自分自身に戻ることをサポートする自然療法」です。

それではなぜ、どうやって、本能が求めた植物の香りは「身体や心」が自分自身に戻るのをサポートするのでしょうか?

私たちの脳(本脳)は、身体や心を「健康に保とう、一定の状態に保とう」とする働きをします。脳のそうした指令を受けて身体や心は反応します。

本能が求めた香りを嗅ぐと、脳の「健康に保とう・一定の状態に保とう」としている部分に「響き」が生まれます(電気信号として香りの信号が脳に伝わります)。その結果、脳がその人の全体性(自律神経系や内分泌系、免疫系なども含む)に指令を出していきます。


植物の香り(精油)は、「身体(細胞)や心(思考や感情)」だけに働きかけるのでしょうか?

私たちの本能は、身体や心だけが必要なものを教えてくれるのでしょうか?

私はアロマセラピストとして、アロマの講師として、様々な方達に精油の香りを嗅いでもらってきました。

その中で私が感じることは、身体や心だけではない、その人自身も自覚していないこともある「深い部分が求めている」精油を「いい香り」と感じる、という経験をたくさん共有させてもらってきました。

私たちの深い部分を「魂」と呼ぶ事ができたら・・・私たちの本能は「魂」と呼ばれるものが必要としているものも教えてくれていると思います。

では、なぜ、どうやって、「魂」と「精油」は響きあうのでしょうか?

残念ながら、私にはわかりません。

でも、精油のもととなる植物と私たちは、切っても切れない関係で繋がっています。

ブログへ以前に書きましたが、以下抜粋

『植物の生育には地球という土壌と太陽の光、月や惑星の運行と深い関係があります。

その植物が光合成によって二酸化炭素と水を用い、太陽の光によって有機物と酸素を作っています。人間や動物は酸素を吸って二酸化炭素を出します。そして、植物を食べたり、植物を食べる動物を食べたりして生きるエネルギーに変えて生きています。
 
どこにも「切れ目」がないのです。途切れることなく繋がっている。』

このように、人間も植物も「全体の中の一部である」ということが、「魂と精油の響きあい」に関係しているのではないだろうか・・・と想像しています。

 

私は、この「人間と植物の響きあい」が「アロマテラピー」の根幹である、と思っています。


皆さんはどう感じられますか?

森の種
今神早苗